看護師から保健師にキャリアチェンジ!
看護師から保健師にキャリアチェンジ!
保健師の仕事に興味のある人に向けて役立つ情報を紹介します。まずは保健師とはどのような職業なのかを理解しましょう。保健師は人々の健康を管理する上で非常に重要な役割を担います。それを理解した上で、根気強く日々の業務に取り組んでいかなければなりません。誰でもなれる職業ではないので、どのようなスキルが必要で、自分に適性があるかどうかを事前に確認しておきましょうね。自分に向いていると思うのであれば、資格取得に挑戦することをおすすめします。
保健師助産師看護師法によるところの保健師の定義は「保健指導に従事することを業とするもの」とのこと。具体的には、健診を受けた人に対して健康状態に関する不安などを聞き、生活指導やアドバイスをします。その他にも、企業に勤める人や地域住民の健康を守る役割がありますよ。健診センターはもちろんのこと、活躍の場は多岐に渡ります。保健師になるためには看護師国家試験に加えて保健師国家試験にも合格する必要がありますよ。
健診センターで働く保健師は看護師の仕事も兼任しますよ。業務の割合でいうと7対3くらいでしょうか?保健師としての主な役割は「特定保健指導」と「健康普及活動」です。生活習慣病予防を目的とした生活習慣改善のための指導・アドバイスや、人々の健康管理・維持を目的とした健康活動に対する意識づけをします。加えて、がん検診に関連する業務も重要な仕事の1つですね。要精密検査となった人に対し、速やかに専門機関で検査してもらうよう促します。
様々な人と接し、指導を行うので信頼関係を築くための「コミュニケーションスキル」が必須になります。また、スタッフ間のやり取りにおいても役立ちます。次に「企画提案に関するスキル」です。健康管理に興味を持ってもらうために必要です。マネージャー的な役割を担うことも多いので、「管理・調整に関するスキル」も磨いておきたいところですね。成果が見えにくい仕事なので、根気と忍耐力がある人こそ保健師に向いているといえるでしょう。
看護師の仕事は勤務が不規則で体力的に厳しいですよね?日勤のみで、かつ負担の少ない環境で働きたいと思っている人も多いはずです。そこでおすすめなのが保健師。健診センターの仕事は拘束時間が短く、休みの日も決まっているので働きやすいですよ。
健診センターで働く保健師は看護師としての仕事も兼務します。そのため、看護師として働いた経験がある人はこれまでに培ったスキルを活かせますね。もちろん保健師としての役割も担いますので、どういった業務をするのか事前に確認しておきましょう。
看護師と保健師は取得している資格が違います。看護師は看護師資格のみでOKですが、保健師になるには看護師資格に加えて保健師資格も取得しなければなりません。すでに看護師として働いている人でも、保健師養成所や短大で学べばキャリアチェンジが可能ですよ。