看護師から保健師にキャリアチェンジ!

保健師に求められるスキルとは

求められるスキルや適性

保健師に求められるスキルやどのような人が向いているかを紹介します。これから保健師になろうと思っている人はぜひ参考にしてくださいね。スキルアップに役立つ書籍も紹介しますよ。

求められるスキルや適性

スキル

まず必須なのが「コミュニケーションスキル」です。保健師は健康に関する相談を受けつつ、相手の置かれた状況を理解しなければなりません。そうすることで信頼関係が生まれ、こちらの指導やアドバイスに相手は耳を傾けてくれるようになります。すでに病気を患っている人だけでなく健康な人も対象となるので、一方的な指導では聞き入れてもらえませんよ。また、産業医や衛生管理者などと連携する場面も多いので、スタッフ間のコミュニケーションも重要ですね。
次に「企画提案に関するスキル」です。健康な人に健康管理の大切さを伝えていくことは想像以上に困難です。例えば、健康管理に力を入れている企業では「ウォーキングラリー」「禁煙啓発イベント」「美容と健康を関連づけた保健指導」などを行っています。健康管理推進のためには従業員への意識づけが非常に重要です。そのため、企画立案に携わる保健師には柔軟な発想力や提案力が求められるというわけですね。
「管理・調整に関するスキル」も必要です。組織の健康管理体制は臨床心理士や産業カウンセラーなどのあらゆる専門スタッフによって成り立っています。その中で保健師はオールマイティな立ち振る舞いを求められますよ。産業医は限られた時間しか勤務しないので、プロジェクト全体のマネージャー的なポジションを担うのは保健師です。そのため、全体を管理・調整するスキルが必要なんですね。

適性

保健師として活躍している人の多くは朗らかで明るい性格をしています。職場によっては小さい子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人と接します。そのため、分け隔てなく誰とでも明るく接することができる人に向いていますよ。また、当然ではありますが他者の健康を管理する以上、自身も健康でなければなりません。不摂生をしている人から健康に関するアドバイスをされても説得力がありませんよね?日頃から自身の健康管理を徹底することで、他者に指導する際にも役立ちます。
特に重要なのは根気と忍耐力でしょうか。保健師の仕事は変化や成果がすぐに見えるものではありません。日頃からコツコツ地道に取り組むことで健康状態は改善していきます。成果がすぐには見えなくても、自分の仕事に誇りを持って継続し続けられる人に向いているといえますね。
以下に、保健師としてスキルアップするために役立つ書籍を2冊紹介します。ぜひこちらも参考にしてくださいね。

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