看護師から保健師にキャリアチェンジ!
看護師から保健師にキャリアチェンジ!
保健師助産師看護師法によるところの保健師の定義は「保健指導に従事することを業とするもの」とのこと。具体的には、健診を受けた人に対して健康状態に関する不安などを聞き、生活指導やアドバイスをします。その他にも、企業に勤める人や地域住民の健康を守る役割がありますよ。健診センターはもちろんのこと、活躍の場は多岐に渡ります。保健師になるためには看護師国家試験に加えて保健師国家試験にも合格する必要がありますよ。
健診センターで働く保健師は看護師の仕事も兼任しますよ。業務の割合でいうと7対3くらいでしょうか?保健師としての主な役割は「特定保健指導」と「健康普及活動」です。生活習慣病予防を目的とした生活習慣改善のための指導・アドバイスや、人々の健康管理・維持を目的とした健康活動に対する意識づけをします。加えて、がん検診に関連する業務も重要な仕事の1つですね。要精密検査となった人に対し、速やかに専門機関で検査してもらうよう促します。
看護師は不規則なシフト制勤務なので体力の消耗が激しいです。特に子育てをしている人にとっては厳しい環境ですよね?そこでおすすめなのが健診センターです。ほとんどの場合17時には仕事が終わりますし、残業もありません。また、基本的に健康な人を相手にするので人の生死に関わるプレッシャーもありませんよ。このようにメリットは多いのですが、その分倍率も高い傾向にあります。そのため、求人を探す際は看護業界に特化した転職エージェントを利用しましょう。
看護師の仕事は勤務が不規則で体力的に厳しいですよね?日勤のみで、かつ負担の少ない環境で働きたいと思っている人も多いはずです。そこでおすすめなのが保健師。健診センターの仕事は拘束時間が短く、休みの日も決まっているので働きやすいですよ。
健診センターで働く保健師は看護師としての仕事も兼務します。そのため、看護師として働いた経験がある人はこれまでに培ったスキルを活かせますね。もちろん保健師としての役割も担いますので、どういった業務をするのか事前に確認しておきましょう。
看護師と保健師は取得している資格が違います。看護師は看護師資格のみでOKですが、保健師になるには看護師資格に加えて保健師資格も取得しなければなりません。すでに看護師として働いている人でも、保健師養成所や短大で学べばキャリアチェンジが可能ですよ。